RAIN RFID リーダーのセキュリティおよびデータ保護
悪意のあるユーザーの存在が看過できない現代において、機密性の高いデータの安全とセキュリティの確保は何よりも重要な課題となります。 Impinj R700 シリーズリーダーのような次世代の Impinj RAIN RFID リーダーにはセキュリティとデータ保護のレイヤーを作成する重要な機能が組み込まれており、リーダーと外部アプリケーション間の通信の安全性と信頼性を確保します。
RAIN RFID リーダーのセキュリティの重要性
モノのインターネット(IoT)により数十億ものアイテムがつながって、かつてない規模で実利的なデータへのアクセスが可能になります。 RAIN RFID リーダーのような IoT デバイスのオープン接続なら、倉庫や店舗、またサプライチェーンのあらゆるポイントで、アイテムをリアルタイムで便利にトラッキングすることができます。 しかしこういったユビキタス接続の場合、デバイスのセキュリティ不足の問題が生じ、結果としてセキュリティ侵害に遭いやすくなる場合があります。
IoT のセキュリティには、次のような機能を持つImpinj RAIN RFID リーダーの使用が不可欠です。
- サイバー攻撃を防ぐ: セキュアでないデバイスは、マルウェアやランサムウェア、DoS 攻撃の被害に遭う可能性が高くなります。 Impinj RAIN RFIDリーダーには、攻撃者がネットワーク上のリーダーなどのデバイスにアクセスして被害を与えることを阻止する機能があります。
- ビジネスの混乱を防ぐ: Impinj RAIN RFID リーダーを使用すれば、業務の停止を引き起こしてビジネスの混乱や損害の大きいダウンタイムにつながるセキュリティ侵害を防ぐことができます。
- 厳格な IT ポリシーへの準拠: 一般的な脆弱性や漏洩の問題を解決できるデバイスを必要としている企業や政府機関は少なくありません。 Impinj R700 シリーズリーダーは、ログインに何度も失敗したユーザーをブロックします。ポートを手動で無効にすることで不正なアクセスを防ぐこともできます。
情報を保護しサイバーセキュリティを強化する
Impinj の IoT Device Interface を使用したセキュリティ証明書の管理
Impinj R700 シリーズ RAIN RFID リーダーでは、信頼性の高い SSL/TLS のデジタル証明書を管理し、使用することができます。 Impinj R700 Web UI と REST API インターフェイスの両方が、認証機関が署名した信頼できる証明書を使用できるため、デバイスとサーバー間でやり取りされるデータの漏洩を確実に防ぐことが可能です。
Impinj R700 シリーズリーダーに付属している Impinj 証明書管理を使用すれば、証明書を読み込んで Impinj の IoT Device Interface から証明書への署名の要求を作成し、クライアントが HTTPS プロトコルを介してリーダーに接続したときにセキュアな認証証明書を提供することが可能になります。
Impinj R700 シリーズによるセキュアな HTTPS 通信の実現:
- HTTPS 通信を可能にする Impinj R700 シリーズの構成設定を、Web UI、REST API、または RSHELL コマンドを使用して作成。
- Impinj R700 シリーズでは、サーバー証明書用の PKCS#12(PFXフォーマット)と Privacy Enhanced Mail(PEM)フォーマットの両方をサポートします。
サポートとドキュメンテーション
Impinj プラットフォーム — IoT ソリューションの基盤
Impinj のプラットフォームは、IoT ソリューション開発の基盤を築き、エッジ接続機器を介して、クラウドから物理的なアイテムまでインターネットのリーチを拡大します。 当社の広範なパートナーエコシステムは、市場最高の製品、機能、テクノロジーをプラットフォームに使用し、ビジネスの要求に対応する全製品を提供します。 あらゆるアイテムにワイヤレスで接続し、識別し、位置を特定し、保護します。 導入が簡単で、使いやすい当社のプラットフォームは、他社製品を組み合わせるアプローチとは比較にならないほど優れた性能を提供します。