エッジで実力を発揮する Invengo の新たな固定式 RAIN RFID リーダー
Invengo の XC-RF868 では、クラウドにデータをアップロードすることなくローカルで解析することができます。 これによりアップロード速度の遅さに伴う作業速度の低下が避けられ、効率が向上します。
Invengo が新たに発表した固定式 RAIN RFID リーダー XC-RF868 はいかなる業界にも有用ですが、特にエッジコンピューティングを活用する業界にとって有益です。 Impinj の Indy R2000 RAIN RFID リーダーチップを搭載した XC-RF868 なら、クラウドサービスコンピューティングにつきもののデータ転送の遅延を、エッジコンピューティングの力を借りて回避することができます。
多くの IoT ソリューションでは、クラウドへのデータの格納と Bluetooth や Wi-FI を介したデータの処理を繰り返し行いますが、大きな情報のパケットを移動するとリーダーの速度が落ちる可能性があります。 このラグは、 ネットワークの信頼性や、クラウドサービスをホストするデータセンターからの物理的な距離など、さまざまな要因によるものです。 エッジコンピューティングは、クラウドストレージの主要なメリットを維持しつつ、データをまずローカル(エッジ)で処理することでクラウドに送信されるデータ量を削減することにより、ユーザー側のコンピューティングを可能にします。 その結果、データ転送の失速やアップロードの遅滞を待つことがなくなるため、作業速度と効率が上がります。
Invengo の固定式リーダー XC-RF868 には、タグの識別やデータ収集、伝送処理を高速で行うための 1.3GHz クアッドコアプロセッサを搭載しています。 Impinj RAIN RFID リーダーチップにより、XC-RF868 は1 秒間に 1000 個の RAIN RFID タグを読み取ることができます。 16GB の大容量メモリによって、より堅牢性と信頼性の高いデータ収集が可能になります。
製造から流通、販売を通じてアイテムをカウントおよびトラッキングする必要のある作業場においては、固定式 RAIN RFID リーダーが不可欠です。 Invengo XC-RF868 によって、タグのついたアイテムを読み取る作業が簡略化されるため、人件費の削減や製造ラインの迅速化が実現し、時間と手間の節約になります。 インテリジェント製造やサプライチェーン管理、物流、デジタルでの倉庫管理、小売のほか、スピードと効率が求められるすべてのタイプの業務において、Invengo XC-RF868 は理想的なツールです。
Invengo の XC-RF868 リーダーは 2.4G/5G デュアルバンド Wi-Fi をサポートしており、常にオンラインでの使用が可能です。 多様性に富み、Ethernet や USB 3.0、HDMI、Wi-Fi、4G を介して、互換性のあるスマートデバイスに接続することができます。読み取り範囲は 0~30 メートルの範囲で調整でき、読み取り感度は最大出力で -85dBm です。 ユニットの最大送信出力は 33dBm で、アップロードの速度が上がることでワークフローの管理が簡単になります。 リーダーの設定とステータスは Invengo のウェブインターフェイスから管理・設定できます。
Impinj のゴールドパートナーである Invengo は、製造現場や日用品に使用される高品質・高性能なRAIN RFIDタグや NFC タグ、インレイ、接続ソリューションを 20 年以上にわたって提供してきた、世界トップクラスのテクノロジー企業です。
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2023年04月28日
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